腰痛の予防
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「病気ではない原因」の腰痛は主に姿勢の悪さや特定の動作によって、筋肉が疲労・緊張し、こわばることによって、血流が阻害され痛み等を引き起こします。 腰痛を予防するには以下の項目に留意し改善する必要があります。
- ■正しい姿勢を身につける
- ・正しい立位 顎を引いて肩の力を抜き、胸は軽くそらして肛門と腹筋を引き締めて背筋を伸ばします。両足の裏は親指の付け根で身体を支えるように意識して立つようにします。
- ・正しい歩行 背筋を伸ばした状態でまず踵から着地します。土踏まずの外側から小指、親指の付け根へと体重を移動させ、親指の付け根に体重が乗ったときに足の指全体を使って足を後方へ蹴り上げます。
階段の昇降は手すりがあればそれを支えにして、背筋を伸ばして1段ずつ確実に足を運びます。 バス・電車の乗車時は出来るだけ手すりにつかまり身体を支えます。長時間立ったままの場合は、手すりを持つ手を適当に換えて腰の筋肉をほぐすようにします。
- ・正しい座位 まず、高さの合う椅子を選びます。腰掛けたときに足の裏全体が床に着く状態で膝頭が腰の位置よりやや高くなる程度が目安です。
背筋を伸ばしてお腹を引く様にし、腰と大腿がほぼ直角になるように腰掛けます。腰の掛け方が浅すぎると腰椎が前方へずれてしまうので注意します。
- ■習慣・癖にしている動作に気を付ける
- 新聞や雑誌を床に置きあぐらをかいて或いは横座りして読む、イスに浅く腰掛け背もたれに寄り掛かる、ハンドルにしがみつく様に前がかみで車を運転する、寝転がって上体を支え起こす様な状態でテレビを見る、バックをいつも同じ側の肩にかける、手提げ荷物をいつも同じ側の手で持つ、電話の受話器を肩と顎にはさんで会話する、イスに腰掛ける時いつも同じ側に足組する、前屈みの状態を続けたり中腰で重い物を持ち上げたりする、等の姿勢をしない様に心掛けましょう。
- ■正しい姿勢での動作(運転、仕事、家事等)を行う
- ・起床時 仰向けのまま起きあがると腰に負担がかかるのでまず横向きにります。それから下方の肘に体重をかけお腹に力を入れて腰から背中にかけて固定させるような感じで上体を起こします。
- ・洗顔時 膝を曲げ洗面台の壁面に膝を充てるようにすると安定します。
- ・家事 台所仕事は立ちっぱなしで作業する場合は足元に10cm程度の箱等を置き片足を交互に乗せて、下腹に力を入れて立つと負担が少なくて済みます。
掃除機はホースの長さを調節し出来るだけ上体を起こして、足を前後に開いてかけるようにします。 アイロン掛けはテーブル等を使用して出来るだけ立った状態で行うと負担が少なく楽です。 洗濯物を干す場合、物干しと洗濯かごの位置を近づけて、物干しは背伸びをしないで干せる位置(=目線のやや下の高さ)にします。
- ・車の運転 シートの背もたれをやや後ろに倒して、ハンドルを持った際に肘が軽く曲がり、アクセル・ブレーキを踏んだ際にも膝がよく曲がる状態が良いと言われています。
- ■生活用品の選び方・使い方
- ・寝具 布団は骨盤の沈み込みが最大でも3cm程度のやや硬めのものを、枕は高さが6cm以内のものを目安にして、仰向けになったときに首から胸にかけての脊椎のカーブを保てるものを選ぶようにしましょう。
- ・靴 足の甲のカーブに合ってきつすぎず、緩すぎないものを靴を選びましょう。また、つま先やくるぶしなどを締め付けず、すべりにくく1〜2cm位の安定したヒールのあるものにしましょう。ある程度の厚さとクッションのある靴底のあるもの、例えばスニーカーなどが最適です。
- ・服装やバック 着ぶくれを避けて、動きやすくて締め付けないような伸縮性のある素材のものを着用します。バックは片手持ちのバックなら決まった方だけで持つのではなく左右持ち替えたり、両手に持つときは左右の重さが均等になるように振り分けます。また、リュック型のバックにしたり、重すぎる荷物は持たないように心掛けたり、重たい荷物を持つときはカート等を用いて、その際は背筋を伸ばしてカートを引く腕は身体に密着するようにする、等の工夫をします。
- ・和服を着る 和服の帯がコルセットと同様の効果があります。
- ・コルセットの使用法を知る コルセットは筋力が低下している腹筋・背筋を補強し脊柱を安定することで、椎間板への負担を減らし痛みの改善につながりますが、痛みが軽減した慢性期も継続すると筋力が低下したままになってしまうので急性期に限り装着するようにします。使用の際は医師に相談しましょう。
- ■冷え対策
- セーターなどを重ね着するのではなく、薄手で保温効果の高い下着や靴下、サポーターやタイツを着用します。
冷房の効いた室内では設定温度の調節をして、膝掛けや電気毛布などを用います。 入浴の際には身体を冷やさないように注意します。
- ■筋肉を鍛える
- 筋力が低下していると、チョットしたことで腰痛を引き起こします。体操・運動によって筋力を付け、疲労し難い筋肉にします。また、正しい姿勢を保持するにも筋力はとても重要です。
- ■全身を動かし血行を促す
- 長時間同じ姿勢を強いるデスクワークや特定の筋肉しか使用しない単純反復作業をしている時は、定期的に体操をするなどして、全身の筋肉を動かし筋ポンプ効果による血行を促進させる必要があります。
また、ストレッチや体操は気分転換にもなり、精神的にもリラックスさせ、ストレスによる腰痛予防にも効果があります。
- ■十分な栄養をとる
- 筋肉の収縮や弛緩、疲労に関しては様々な栄養素が関係しています。日頃からバランスの良い食生活を取ることが必要です。
- ■肥満に気を付ける
- 体重の増加による背骨への負担、及び肥満による姿勢悪化等が腰痛の原因となります。バランスの良い食生活と適度な運動を心掛けましょう。
- ■ストレスをためない
- ストレスは交換神経を刺激し、腰痛を引き起こしますので、日頃からストレスを溜めない様に心掛けましょう。
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