腎・尿路結石
| 病態生理 |
尿に含まれている様々な成分(カルシウム、リン酸、シュウ酸、尿酸等)が固まり次第に大きくなって石のようになるもので、その殆どが腎臓で造られ、尿路(=尿管・膀胱・尿道)へ下りてくるものをいい、20〜50歳代の男性に多いとされています。 結石がある場所により、腎臓結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石に分けられます。 原因としては尿路感染や長期間の臥床、食事・薬剤の摂取、尿路通過障害、内分泌・代謝のトラブル等があげられます。結石の成分別だと、シュウ酸カルシウム結石、次いでリン酸カルシウム結石が多いとされています。 再発率が高く、治療が終わっても再発予防に努めなければなりません。
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| 症状 |
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- ・腰背部の激しい疝痛発作(嘔吐、冷や汗等を伴う)や鈍痛
- ・血尿(肉眼的血尿又は顕微鏡的血尿)
- ・排石(尿と共に石が出てくることで痛みを伴うこともある)
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| 検査・診断 |
- ◆腹部X線
- ・結石の陰影がうつる
- ◆腹部エコー検査
- ・超音波信号を映像化して観察するもので、水腎症の程度や結石の大きさ、位置などを調べることができる。
- ◆腹部CT
- ◆経静脈性腎盂造影
- ・造影剤の注入により、大きさ・腎盂や尿管の拡張の程度、腎臓の機能等を調べることができる
- ◆内視鏡検査
- ・膀胱鏡、尿管鏡、腎盂鏡等があり、レンズを通して直視下に結石を確認する方法
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| 治療 |
- ◆保存的療法:結石の大きさが6mm以下の場合は自然に体外排出される。
- ・薬物療法…利尿剤、鎮痙剤、漢方薬(五淋散、芍薬甘草湯、猪苓湯)等の投与
- ・運動療法…なわとび、ランニング等
- ◆手術的療法
- ・体外衝撃波結石破砕術(ESWL)…結石の正確な位置に衝撃波があたるように装置を固定して、一時間程衝撃波を連続してあて石を砕く方法で、尿と共に排出される。
- ・経皮的腎砕石術(PNL)…尿道から内視鏡を入れ、衝撃波やレーザーで石を砕く方法
- ・開腹手術による結石摘出…上記の方法が無効の場合に行われる。
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| 予防 |
- ◆食生活の改善
- ・水分を充分にとるようにします。
- ・シュウ酸含有量の多い食品はカルシウムと同時に摂取するようにし、カルシウム制限をしないようにしましょう。例えば、ほうれん草と鰹節、紅茶と牛乳、チョコレートと牛乳、タケノコと鰹節、大根とちりめんじゃこ等
- ・アルコールや魚介類、食塩、糖分、肉類は結石の原因となる成分を増加させるので摂りすぎないようにすること。
- ・野菜、海草、青魚等は尿中結石を抑制する働きがあるので出来るだけ摂取するようにしましょう。
- ・就寝中は最も結石の出来やすい環境にあるので、夕食は軽めにし、遅い時間にとらないようにしましょう。
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