現代社会はとかく精神的疲労を受けやすく、日常生活や仕事上に於いても様々な要因が肉体的・精神的疲労となり、その疲労が溜まることによりストレスとなっています。そしてストレスは自律神経を刺激し、あらゆる症状・疾病の誘因となります。
ストレス、特に精神的なストレスを解消するリラクゼーションとして、誰もが・すぐに・気軽に実施出来るのがアロマテラピーです。アロマテラピーとはアロマ(香り)がテラピー(治療)すると云う意味の「芳香治療」のことで、主に植物の花・果実・葉・枝等から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)を使用した代替療法に位置付けられるものです。
薫香、ミイラを造る際の防腐剤、病気の予防や治療、化粧として植物の香りやエッセンシャルオイルを使い始めたのは今から4000年以上前の古代エジプト時代に遡ります。それ以降世界中に広まり、20世紀前半、フランスの科学者によって「アロマテラピー」という言葉が生み出され、現在ではイギリス・フランスを中心に研究されて発展を遂げています。日本でも古来より「香道」があり、身近なところでは「菖蒲湯・ゆず湯」などがあり、現在でも取り入れられています。
エッセンシャルオイルの癒しの香りは鼻(鼻腔)の臭神経から大脳及び視床下部を刺激し、自律神経系やホルモン系等の内分泌系に働き掛けます。そして、肺(肺胞)から有効成分が体内(血液)に取り込まれます。更にアロマバスやアロママッサージの場合は皮膚を通して有効成分が体内(血液)に取り込まれます。香りの刺激や体内に取り込まれた天然の有効成分は、自らの治癒能力を高める働きをするので、副作用等も殆ど無く安心して使用することが出来ます。
エッセンシャルオイルは200種類ほどあり、効能もそれぞれ異なりますが、基本的に自分の好きな香りのエッセンシャルオイルを選ぶことが大切です。効能ばかり気にして、自分の嫌いな香りのエッセンシャルオイルを使っても、効果は得られません。好みの香りで癒され・リラックスすることが重要です。また、成分が濃く、刺激が強いので直接肌につけないことが原則です。エッセンシャルオイルの成分によってはホルモンに似た成分を持つものや、アレルギー症状を起こすものもあるので使用方法には十分な注意が必要です。
アロマテラピーと云っても色々な方法がありますが、当サイトでは「芳香浴」、「アロマバス」、「アロママッサージ」について説明致します。
芳香浴 好みのエッセンシャルオイルをティッシュやコットンに1滴おとし、香りを楽しみます。いつでもどこでも出来る最も簡単な方法です。また、マグカップにお湯を入れ、エッセンシャルオイルを1〜2滴おとしたり、アロマライト、オイルウォーマー等を使用する方法もあります。その他にアロマキャンドルやお香などもあります。 ただし、香りを吸入して気分が悪くなったら直ちに中止するようにしましょう。
アロマバス 好みのエッセンシャルオイルをキャリアオイルと呼ばれる希釈・離散効果の有るオイルと混ぜたものを湯船に4〜5滴おとし、よくかき混ぜます。温熱療法(入浴編)の説明にある中温反復浴・半身浴・他、肩までつかる全身浴(じっくり浴)等の方法で入浴します。手浴、足浴の場合はキャリアオイルと混ぜたエッセンシャルオイルを2〜3滴使用します。 ※エッセンシャルオイルは油なのでお湯には溶けませんのでよく手でかき混ぜてから入浴するようにしましょう。キャリアオイルと混ぜて使用することによってまろやかになり、香りの持続時間も長くなります。オイルの代わりにハチミツや牛乳等でも使用出来ます。
アロママッサージ エッセンシャルオイルを用いてマッサージすると、皮膚を通して有効成分を浸透させることでリラックス効果が得られたり、血行促進しリンパの流れをよくすることで老廃物の排出を促す効果があります。 ただし、エッセンシャルオイルは直接肌につけることができませんので、必ずキャリアオイルで希釈しマッサージオイルを作ります。適量を手に取り、手のひらにマッサージオイルを馴染ませてから、身体に塗りマッサージします。腰部の場合は信頼のおけるパートナーに施行してもらうことでよりリラックス出来ます。
■エッセンシャルオイル取扱いについての注意事項
- アレルギーのある方、敏感肌の方は無論ですが、エッセンシャルオイルを使用する前には必ずパッチテストを行って下さい。(エッセンシャルオイル1滴を5mlのキャリアオイルで希釈し、上腕内側に希釈したオイルを1滴おとし、12時間様子を見ます。赤くなったり、痒くなった場合は、そのエッセンシャルオイルを使用しないで下さい。)
- 原液を飲んだり、直接肌に付けない様にして下さい。
- エッセンシャルオイルは日光、高温、多湿、空気を嫌います。(酸化・変質等劣化します。)
使用後は蓋をしっかり閉め、涼しく、日の当たらない場所に保管して下さい。湿度の高い浴室にも置かないで下さい。
- 効能・危険性を十分に理解してから用いるようにしましょう。3才以下の乳幼児、高齢者や妊娠中の方は医師等と相談し、十分注意して使用するようにします。
- 100%天然のモノを使用して下さい。エッセンシャルオイルの中には数十kgの花弁から数mlしか抽出できない、とても貴重且つ高価なモノもあります。(10mlでも1500円位〜数万円と価格帯が広いです。)100円ショップ等で販売されているモノはアロマテラピーには使用出来ません。植物名が学名で明記されている、原産国が表示されている、原料の抽出部位が明記されている、100%天然である、原料が無農薬有機栽培である等がハッキリしているメーカーのエッセンシャルオイルを使用する様にしましょう。
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