脊椎圧迫骨折
| 病態生理 |
高所からの転落や交通事故等で背中を強く打った場合や高齢者が転倒して背中や尻を打った場合に背骨が押しつぶされて変形した状態をいいます。 高齢者の多くは骨粗鬆症が原因で背中に圧迫が加わることで容易に骨折してしまいます。 圧迫骨折の痛みは、ぎっくり腰がいわゆる「捻挫」であるのに対して、圧迫骨折は骨がつぶれてしまうことなのではるかに強く全く動くことができない程です。
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| 症状 |
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- ・身体を動かす際の腰部の激痛で、坐骨神経痛を併発することもあります。
- ・場合によっては歩行、排泄障害等が起こることもあります。
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| 検査・診断 |
- ◆検査・診断
- ・X線撮影
- ・骨密度の測定
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| 治療 |
- ◆保存的療法
- ・安静療法…股関節や膝関節を曲げて、痛みのない楽な姿勢をとって休む。この時はできるだけ硬い寝具を使用すること。
- ・薬物療法…消炎・鎮痛作用のある内服薬、座薬、湿布薬、軟膏の投与
- ・理学療法…コルセット装着やギプスにて固定する
- ◆手術療法
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| 骨粗鬆症とは |
- ◆機序
- ・一般に骨の老化によって起こる疾患です。普通は何十年も長い時間をかけて起こりますが、病気や食生活の偏りなどにより短期間で起こることもあります。
- ・エストロゲン(=女性ホルモン)は骨をけずる破骨細胞の働きを抑え、骨を形作る骨芽細胞に働きかけるカルシトニン(ホルモン)を活性化する働きがあります。よってエストロゲンの分泌が減少するとカルシウムが骨から溶け出してしまいます。
そうなると内部がスカスカになり脆くなってしまいます。
- ・特に女性は更年期を過ぎ、閉経によって女性ホルモンであるエストロゲンが欠乏するため、男性よりも発症しやすいと言われています。
- ・骨密度が低いのでX線写真でみると黒っぽく写ります。
- ◆原因
- ・病気によるもの…糖尿病、肝臓疾患、リウマチ、副甲状腺機能亢進症等
- ・それ以外によるもの…老化、妊娠後・閉経後、運動不足、過度なダイエット、食生活の偏り等
- ◆合併症
- ・脊椎圧迫骨折、腰痛症、身長の収縮、大腿骨頸部骨折等
- ◆治療
- ・骨量の減少を抑制する薬の投与…女性ホルモン、カルシトニン、イプリフラボン
- ・骨の形成を助ける薬の投与…ビタミンK2
- ・抑制と形成を調節する薬の投与…ビタミンD3、カルシウム剤
- ◆予防
- ・食事…カルシウムの多い食品と、吸収を助けるビタミンDを充分にとるようにします。
- ・運動…適度な運動で骨を鍛えるようにします。また転ばないように十分に気を付けるようにしましょう。
- ・その他…日光(紫外線)を浴びることで皮下のビタミンDが活性化されるので適度に日光浴をするようにしましょう。アルコールやタバコのニコチンはカルシウムの吸収を妨げたり、特にニコチンはエストロゲンの分泌をも妨げるので控えるようにしましょう。
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